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あなたの攻めはどこから?___私は端から____

あなたーの端にー狙いを決めてベ・○・ザ・ブロック!
こんばんは。職場で貰った義理チョコのお返しをどうしようか考えている(大嘘)ぺにぺにです。チョコは3倍返しってことは月利200%ですよね?暴利すぎません?と言いつつも貰ったチョコの値段がとても安いので返しやすい!ありがてぇ!(白目)
24は勝ったり負けたりでなかなかRが伸びません。実力通りなんですかね。今日は24で指した将棋を検討します。あ、この将棋は端攻めしてないです。

先手ぺにぺに
後手???

▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △5四歩 ▲6六歩 △4二銀
▲6八銀 △5三銀 ▲6七銀 △4二飛 ▲7八飛 △6四歩
▲4八玉 △4四歩 ▲5八金左 △4五歩 ▲3八銀 △6二玉
▲3九玉 △5二金左 ▲7四歩 △同 歩 ▲同 飛 △6三金
▲7八飛 △8二銀 ▲7六銀 △7三銀 ▲6八飛 △7四歩
▲7七角 △7二玉 ▲8六角 △6二金上 ▲7七桂 △4六歩

図1
例によってかなり飛ばしました。5手目▲6六歩がぺにぺに的にはあり得ない(笑)一手で、普段なら▲7八飛と指すところ。これはもし後手が左穴熊を目指した場合に試したい作戦があったからです。実戦は四間飛車でした。▲7四歩は突かない方が良いのかもしれません。どうも僕は矢倉を相手にするのは得意ではないようなので。
さて、本譜はすんなり(?)矢倉崩しの形に組めました。6四の地点がかなり厚いのですが普通の攻めで大丈夫なのでしょうか?

図1以下
▲同 歩 △同 飛 ▲4七歩 △4五飛 ▲6五歩 △1四歩
▲9八香 △8四歩 ▲6四歩※1△同銀右 ▲6五銀 △6七歩

図2
後手は△4五飛と6五の地点に飛車を利かせてきました。△1四歩に▲9八香と角筋を避けますが、甘かったと思います。▲8五桂と跳ね、△9九角成▲7三桂成△同金上▲6四歩からガリガリ攻める手の方が有力かと。
本譜は桂を跳ねを防がれ6五で駒をぶつけようとしましたが良くなかったです。△6七歩と打たれて寒気がしました。

図2以下
▲同 飛 △6六歩 ▲6四銀 △同 銀 ▲6八飛 △7六銀
▲5六銀 △4一飛 ▲6五銀 △同銀引 ▲同 桂 △7五銀打

図3
歩の連打で飛車先を止められ攻めがぱったり止まっています。さらに△7六銀が相手の攻め駒を攻める手ではっきり劣勢。戻って図2に至る途中の▲6四歩※1では▲7五歩と攻める手が有力だったようです。この将棋は珍しく(?)局所を激指くんと検討しています。恐らく考え方としては後手が飛車を浮いてまで利きを足した6五の地点を攻めるのは筋が悪く、6四の地点を狙うべきということでしょう。
本譜は△7五銀打で完璧に押さえ込まれ模様です。

図3以下
▲7三歩 △同 桂 ▲7五角 △同 銀 ▲7三桂成 △同 玉
▲3二銀 △8一飛 ▲2三銀成 △4四角 ▲6四歩 △5三金寄

図4
どうしようもなく角銀交換。▲2三銀成では成らない方が良いですね。角を追う味がなくなってしまいました。悪手です。かなり絶望的な展開ながら、▲6四歩でわずかに希望を持ちました。どう応じても▲6五桂もしくは▲5六桂で角か金駒が取れます。苦しいので金銀をできるだけ多く持つようにします。

図4以下
▲6五桂 △6四玉 ▲5三桂成 △同 角 ▲6五歩 △同 玉
▲5六銀 △7六玉 ▲7七歩 △8七玉 ▲8八金 △8六玉

図5
△7六玉と突進してきました。後手の入玉は難しいですが、入ると見せかけて駒を使わせる狙いだと思います。

図5以下
▲7六歩 △同 玉 ▲7八飛 △8五玉 ▲6五銀 △8六桂
▲7九飛 △4五角 ▲7五飛 △同 歩 ▲8七金 △9八桂成

図6
打ったばかりの歩を▲7六歩と突きだすのが狙いの一手で、△同銀は▲6六飛があるのでいなしたい後手の実戦心理的には指しにくいのではないでしょうか(それでも先手負けでしょうが)。△同玉で▲7八飛から▲6五銀と銀を活用します。△8六桂が怪しい手でちょっとヨリが来たような匂いがしました。△9八桂成がココセのような手。

図6以下
▲9六金 △9四玉 ▲7四銀 △9五香 ▲5六銀 △9七成桂
▲同 金 △同香成 ▲4五銀 △6七歩成 ▲同 金 △4八歩

図7
▲7四銀で挟撃態勢。ここで△8三桂は▲8五銀打で詰み。△9五香に対する一手が問題でした。▲5六銀は間違いなく敗着。将棋の手ではありません。ここでは▲8六銀と打って必至。これを逃し銀まで使ってしまったのでもう手がありません。

図7以下
▲同 金 △6九飛 ▲4九金 △4八歩 ▲同 玉 △4六歩
▲5八金 △5五桂 ▲9六歩 △同成香 ▲9五歩 △同成香
▲5六銀 △4七歩成 ▲同銀引 △同桂成 ▲同 玉 △4六歩
▲同 玉 △6四角 ▲4五玉 △4四歩 ▲3四玉 △4五銀
▲4三玉 △4一飛
まで134手で後手の勝ち

投了図



(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

以下は抵抗の記録。序盤の仕掛けで悪くしてなぜか転がり込んできたチャンスも逃し負けるってあまりに弱いですね。特に▲8六銀が見えなかったことがショックです。しかし、▲7五歩の合わせは激指くんに指摘された手ですがとても勉強になりました。
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今週は大会もなく24

こんばんは。明日が怖いです。
今回は棋譜検討ではなく、やり方を変えて24で指した将棋の気になる局面を見ていこうと思います。何と言ったら良いのでしょう。やはり24という早指しの舞台ではあまりにお粗末な将棋を指してしまうことが多く、内容がないことも多いので。その点はやはり反省しなくてはいけないのかもしれませんが。


▲ぺにぺに△???
いつかの記事では▲3四飛と取りました。今回は▲6二飛成と飛び込みました。やっぱり▲3四飛の方が良いですね。この飛車と馬を交換してもあまりいいことがないです。負け。


▲???△ぺにぺに
先手が角を5九~3七と活用してきた将棋。この桂跳ねが指せてちょっとペースをつかめたかなと。以下▲4六角△2五桂▲3七桂△5五銀と進んで優勢になりました。勝ち。


▲ぺにぺに△???
成立しているか分かりませんが試してみた手。△5五銀、△5三銀は▲3四銀、△3三銀は▲3六飛のつもり。本譜は△同銀▲2二角成△同玉▲4六歩と銀を取り返しました。以下はかなり綺麗に捌けたと思います。勝ち。


▲ぺにぺに△???
図で▲7四歩と指しましたが、ここでは▲6六銀と指して△6五歩を防ぐべきだったと思います。本譜は5五の歩を伸ばされて5七にと金を作られてしまいました。負け。


▲ぺにぺに△???
次に▲7一飛成△同金▲4二銀を狙いつつ、後手の竜が7筋に回るのを防いだ手。以下強引に馬竜両取りをかけて勝ち。


▲ぺにぺに△???
局面は馬を作られているながらも6四の位が大きく良しと思います。図の▲7四歩で次の▲7三歩成が詰めろになり、対する△同金、△同銀、△同桂すべて先手の駒得になりますし、▲7四歩に△同歩は▲5五角があります。図以下本譜は△6七歩▲同飛△7六馬に▲7三歩成△同金▲7四歩から銀得に。駒得を活かして勝ち。


▲???△ぺにぺに
7八の桂を飛車で食いちぎって2六桂と打ったのが勝負手。▲同桂は△4九角成以下詰み。本譜は▲2八玉と上がられましたが△3八角成▲同金△同銀不成で寄り。余りにも嘘臭い手順ですが僕クラスでは正解の受けが分かりません。ということで拾わせていただきました。勝ち。


▲???△ぺにぺに
うーんこの急戦、対策が分かりません(笑)誰かに対策を教えてもらいたいものですが、向かい飛車への振り直しでどうかなーと今思っています。4四の地点を突破させずに耐える方針で。負け。

今週の24は12勝6敗でした。下がっていたレートがちょっと回復。とりあえずあと100くらいレート上げたいです。

今日は萎えました

こんばんは。今日は将棋大会でした。結果は1勝1敗で、なかなか萎えました。負けた将棋は必敗形を序盤十数手で作り上げてしまい、勝負になりませんでした。序盤の勉強が必要なのかもしれません。将棋は終盤力とはよく言いますが、将棋になっていません。
そもそもぺにぺに県は切れ負けルールばかりなので序盤で考えるようではダメなんでしょうね(今更)

さて、いつぞやの記事で言った通り将棋を指しませんでした(大会以外)。じゃあ何をしていたかというと、棋譜並べや次の一手、詰将棋です。感触としてはそんなに力は落ちていないと思います(上がった気もしませんが)。あと、盤を挟んで人と対局するのが楽しみになりました。普段指せないので誰かと指すというのが楽しみで楽しみで仕方なかったです。
結論としては「棋力は維持できる」くらいでいいのかなと思います。

サーカスみたいな中盤、ピエロみたいな終盤

記事のタイトルでなかなか上手いこと言えませんね。おはようございます。このブログで朝の挨拶をするのは初めてかもしれません。

昨日テレビ番組で扱われていたダイエット特集が印象に残りました。なんでも、「自分がモテると思いこむ」ことで歩く際の姿勢が良くなったり、間食をしなくなるなど振るまいが向上し、結果的に痩せたとのこと。
これはもしかしたら将棋にも応用できたりするのかなと。例えば自分がアマ名人だと思い込んで(もちろん偉ぶらない)振るまうことで所作も向上、はたまた棋力が上がったりしないかなぁ……と思っていた最中に意識を失い惰眠してしまいました。アマ名人はこんなことにはならないでしょうね(笑)

日曜日の将棋を検討します。

先手:ぺにぺに
後手:相手

初手から
▲7六歩 △3四歩 ▲7五歩 △4四歩 ▲7八飛 △4二銀
▲4八玉 △4三銀 ▲3八銀 △3三角 ▲3九玉 △2二飛

図1
3手目▲7五歩からの相振り。△3三角のタイミングで7筋の歩を交換するか△2二飛のタイミングで交換するか悩ましいなと思うこの頃。△3三角のタイミングだと後手はちょっと矢倉には組みにくい含みがありますし、△2二飛のタイミングならば▲7四歩△同歩▲同飛に△7二飛とぶつけにくい(手損になる)です。本譜は△2二飛のタイミング。

図1以下
▲7四歩 △同 歩 ▲同 飛 △8二銀 ▲6八銀 △5二金左
▲7七銀 △6二玉 ▲7六飛 △2四歩 ▲5八金左 △2五歩
▲8六歩 △5四銀 ▲8五歩 △3五歩 ▲8六飛 △7二金

図2
後手は△8二銀と金無双と矢倉を含みに駒組みを進めます。▲7七銀の局面は分岐点で、こうなるとほぼ先手は浮き飛車+銀を4段目に出して戦う方針となります。後手が矢倉を志向した場合、先手はそれを阻止するよう立ち回る必要があります。▲7六飛に△7三銀は▲7四歩、△6四歩は▲8六銀で先手の銀の方が速そうなので矢倉には組みづらく、そこまで不満のない流れ。しかし最終手△7二金で矢倉の含みを持たされて緊張。と同時にチャンスとも感じました。後手の玉形はもう一手何か指されると固い(さらにもう一手かけられるとさらに固い)のですが、今はかなり脆い形。はやい戦いならばペースを掴めるかもしれません。個人的には金無双以下の形と思っています。

図2以下
▲6六銀 △2六歩 ▲同 歩 △同 飛 ▲2七歩 △2四飛
▲7七角 △4五歩 ▲9六歩 △3六歩 ▲同 歩 △6四歩

図3
矢倉に組む形を見せられているので▲6六銀と、次に▲7五銀と出る手を見せます。▲9六歩はもしかしたら緩手かもしれませんが、角・銀を持たれての△9五角のB面攻めを気にした手です。対して△3六歩と動いたのが軽い動きでペースを持っていかれたような気分。後手は△6四歩と次に△6五歩~△5五角を狙っています。この手に対して長考に沈みました。

図3以下
▲5六歩 △6五歩 ▲5五銀 △6三銀 ▲7六飛 △4三金
▲8六角 △7三銀 ▲7七桂 △7五歩 ▲同 角 △7四銀左

図4
結局指した手は▲5六歩でした玉のコビンが空くと銀がいなくなった際に△7五角の筋が発生し危険に見えるのですが、ギリギリバランスを保てていたと思います。代えて①▲3七桂、②▲7六飛を考えましたが、①は△3五歩、②は△6五歩で自信なし。本譜の▲5六歩でも△6五歩と突かれてしまいますが、対して▲7五銀は△7七角成▲同桂に△7四歩と打たれる手を気にする必要があります。これは▲5六歩が裏目に出てNG。勢い▲5五銀と出るしかないのですが、ここで△6三銀(代えて△5五同銀は▲同歩)と引く手があり、本譜でも指されました。この△6三銀にどう指すかの検討に時間をかけました。後手の狙いは△5四歩からの銀はさみ。応手は難しいのですが、▲7六飛が僕の解答です。対して△5四歩と銀をはさみにいくのは▲6四銀と出る読みで勝負します。△5四歩と突かせた効果で▲3五角の筋(王手飛車)が発生するので銀をタダ取りできず、結局銀と角が捌けます。感想戦ではこの▲6四銀に代えて「▲4四銀と思っていた」と相手の方に言われました。どちらが良いか僕には分かりませんでしたが、後手の△4三金はそれに備えた手。▲8六角の活用で銀が死ぬ展開は避けられました。

図4以下
▲5七角 △2二飛 ▲7五歩 △6三銀 ▲6五桂 △6四銀右
▲6六歩 △5五銀 ▲同 歩 △同 角 ▲3七桂 △2六歩
▲同 歩 △2七歩 ▲5六歩 △8二角 ▲7四歩 △6四銀打

図5
▲5七角が飛車に当たるのも▲5六歩の効果。駒が捌けてきました。△5五角に対する▲3七桂は薄い受け方だったかもしれません。先手玉にも火が付き始めました。△6四銀打が力強い受け。

図5以下
▲7三銀 △同 桂 ▲同歩成 △同 銀 ▲5五桂 △5四金
▲6三桂成 △同 玉 ▲7三桂成 △同 金 ▲6五銀 △2六飛

図6
▲7三銀は数が多いところを攻めるようで気分が良くないのですが他に手が分かりませんでした。先の長考で時間を使いすぎました。▲6五銀は盤上の金銀を消しながら駒を前に出したいという手。

図6以下
▲2九歩 △4四桂 ▲5四銀 △同 玉 ▲5五銀 △6三玉
▲4四銀 △7五歩 ▲同 飛 △6四銀 ▲5五桂 △6二玉

図7
△4四桂がなかなか受けづらい手で頭がパニックになりました。局面は先手ちょっと指せるのですが、かなり難しい手を指されたな、と思わず時間を使ってしまいました。次に△3六桂と跳ねられると△2八歩成が受からず、▲4八金上と指しても飛車に突破されてしまいます。▲5四銀に△同玉と取られましたが、これを△同歩は何を嫌ったのでしょう。▲2六角があるということでしょうか(△3六桂は後手詰みで、次に先手から桂を取る手がある)。本譜は△同玉から桂を抜けました。問題は▲5五桂△6二玉と進んだ局面。

図7以下
▲6三金 △同 金 ▲同桂成 △同 玉 ▲7四金 △6二玉
▲6四金 △同 角 ▲6五飛 △6三銀 ▲3五角 △3六飛
▲5三銀成 △同 角 ▲同角成 △同 玉 ▲4五桂 △6二玉
▲4四角 △7二玉 ▲7三歩 △同 玉 ▲7四歩 △同 玉
▲7五歩 △8五玉 ▲7四歩 △8六玉
まで124手で後手の勝ち

投了図
▲6三金がどうしようもなく情けない一手。▲7四金に△5二玉しか見えていませんでした。ここで代えて▲7三飛成が有力だと思います。以下、①△同角や△同銀は後手即詰み ②△同玉には▲6三金△7四玉▲6四金。▲6四金に△同玉は▲6五銀から詰むので△同角と指しますが、そこでも▲6五銀と打ち(参考図)、△7三玉には▲7四歩、△8五玉には▲7六金△9四玉▲6四銀。先手玉は詰みません。これならば先手勝っていたのではないか?というのが思うところで、このあとはあまり検討するような手順がないと思います。終盤のミスは大きいです。

<参考図>
▲7三飛成自体は見えていました。しかし、指せなかったです。読み切れていなかったから。読みの弱さに甘えちゃいけませんね。



(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

日曜日の将棋は負けるべき将棋を拾って勝つべき将棋を落としたのでなんとも複雑な気分になりました。わがまま言うなら両方拾いたいですよね。

読み抜けは文化

こんばんは。日曜日の将棋の検討です。左穴熊を指されました。

▲5六歩 △3四歩 ▲5八飛 △3二飛 ▲5五歩 △3五歩
▲7六歩 △6二玉 ▲6八玉 △5二金左 ▲5六飛 △3四飛
▲7八玉 △7二玉 ▲7七角 △8二玉 ▲8八玉 △7二銀
▲9八香 △4二銀 ▲9九玉 △5四歩 ▲8八銀 △2四飛

図1
だいぶ飛ばしましたがよくやる仕掛け。また、最終手△2四飛が得になっているかどうか。金銀が先手陣から離れるのですが、逆に言うとバランスよく打ちこみなどに備えているように見えるので。

図1以下
▲3八金 △5五歩 ▲同 角 △同 角 ▲同 飛 △8四飛
▲7八金 △4四飛 ▲3五飛 △3三桂 ▲2二角 △6九角

図2
△8四飛は次に△4四角や△2二角と打つ手を含みにした手ですが、冷静に▲7八金と受けられてみると二の矢がないどころかただの一手損です。一体何をやっているのでしょう。速い仕掛けをする予定が手損しているのではおかしく、局面は芳しくありません。そもそも△4四角▲4五飛△8七飛成に▲4四飛と角を取られても自信はありません。ただ、この戦型での△8四飛に可能性を感じました。中飛車側の手順の組み合わせ方次第では使える揺さぶりなのでは……?と思います。悪いと思いながら打った△6九角が大悪手。

図2以下
▲7九金 △3四歩 ▲5五飛 △4七角成 ▲4五歩 △3八馬

図3
△3四歩の意味は思い出せませんが、良くない手だということは分かります。▲5五飛で先手はいつでも飛車を切れるようになりました。△4七角成▲4五歩の進行はさすがに分かっていましたが、ここで△4六馬が利く(▲4四歩には5五馬でやや持ち直す)と思っていたのがひどい勘違いで、この△4六馬には▲5二飛成があります。予定変更の△3八馬は飛車を取られる間に先手の右辺の駒を拾いつくそうという手。

図3以下
▲同 銀 △6四飛 ▲5二飛成 △同 金 ▲3三角成 △同 銀
▲5三歩 △同 金 ▲5五角 △4二銀 ▲6四角 △同 歩

図4
冷静に▲同銀とされました。ここで固さに任せて△4五飛と飛車をぶつけるのは▲3三馬と根元の桂を取られてアンニュイな顔になってしまいます。ただ、本譜先手の▲5二飛成以下の順が乱暴だったかもしれません。△4二銀と引いた手がちょっと玉に近づく感じで感触はそこまで悪くないです。▲5二飛成に代えて▲1一角成とじっくり指して先手良しだと思います。

図4以下
▲6二金 △6一金 ▲同 金 △同 銀 ▲4一金 △2四角
▲2一飛 △7一金 ▲2三飛成 △7九角成 ▲同 銀 △6九飛

図5
▲6二金から絡みついてきますがしっかり受けます。△7九角成で固さが逆転。

図5以下
▲8八角 △5七角 ▲6八桂 △5八金 ▲4二金 △6八金
▲同 銀 △同角成 ▲7九金 △同飛成 ▲同 角 △同 馬
▲8八銀 △5五角
まで80手で後手の勝ち

投了図
最後は食らいついて受けなしへ。



(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

この将棋も前回に続いて読み抜けが多くて萎える将棋でしたが、学んだのは①速攻に手損は厳禁(当然)、②左穴熊に対する仕掛け手順の見直しの必要がある(具体的には▲5四同歩と取らない形)ということ。

冷静に見返すとひどい将棋ばかり指していますね。でも自信はなくなりません。元々そんなものはないので(笑)!

罠のLesson初級編

こんばんは。昨日指した将棋を検討したいと思います。かなり反省点の多い将棋でした。


初手から
▲7六歩 △3四歩 ▲1六歩 △1四歩 ▲9六歩 △9四歩
▲7五歩 △3五歩 ▲7八飛 △3二飛 ▲2八銀 △5二金左

図1
最序盤で端が打診されましたが、一切意味が分からなかったので全部受けました。何も考えずに相三間に進めましたが、後手持ってあまり自信がないんですよね。本当に何も考えれていなかったです。

図1以下
▲4八玉 △6二玉 ▲5八金左 △3四飛 ▲3八玉 △3三桂
▲7六飛 △7二玉 ▲4八金上 △8二銀 ▲7七桂 △4二銀

図2
後手なかなか美濃を選びにくい形でした。というか、後手番のこの形で美濃組めた例をあまり知りません。ということで金無双。戦後同じ形になりましたが、やはり一手の違いは大きく、普通に進めたら特に左銀の活用が遅れるだろうと思い、囲いより先に△4二銀。

図2以下
▲6八銀 △5四歩 ▲8六歩 △5三銀 ▲8五歩 △6二金上
▲7四歩 △同 歩 ▲同 飛 △7三歩 ▲7六飛 △6四銀

図3
先手が8筋の歩を伸ばすのに2手かけているので、後手の銀の足の方が速くなっています。△6四銀の位置はこの戦型でもかなり良い位置だという認識で指してたので、この辺りはそこまで悪くないと思っていたのですが……。

図3以下
▲9七角 △3一角 ▲6六歩 △3六歩 ▲同 歩 △同 飛
▲3七歩 △3四飛 ▲6五歩 △5三銀 ▲6七銀 △5五歩

図4
▲9七角が普通の手ながら、次に▲2六飛△2四歩▲6四角△同歩▲2三銀という筋を狙っている非常に恐い一手。これに対して△3一角と引いて先の筋を防ぎます。△3六歩があまり良くなかったと思います。一歩交換するのは良いのですが、そのあと▲6五歩と突かれて後手の手損です。実は前の図での「△6四銀が良い形」という認識が正しくなかったようです。△6四銀が良い形となるのは7五の歩が残っていてそれを銀で狙えるときですね。△6四銀と出ないで△5三銀のまま、先手の▲6六歩~▲6五歩~▲6四歩の筋に利かせて待つのが後手番としての指し方だったかもしれません。同型の後手で手損するのは辛いところ。めげずにとりあえず△5五歩と5筋で動く準備をします。

図4以下
▲6六銀 △5四飛 ▲4六歩 △1三角 ▲4七金左 △2四角
▲6四歩 △同 銀 ▲6五銀 △同 銀 ▲同 桂 △6四銀

図5
角と飛車で細かく動きます。▲4七金左と先手の駒が上ずってきてちょっとワンチャンス出てきたんじゃないの~~~?なんて思ったような思ってないような。△2四角ではすぐに△4四歩(or銀)といけるか迷いましたが、どうしても攻める最中に△2四角と逃げることになりますし、あまり動かないで相手に手を渡した方が良いと判断しました。▲6四歩~の攻めには最後しっかり△6四銀と打ちます。これが次に△6五銀の先手なので意外に先手を取れるという……。

図5以下
▲6六歩 △4四歩 ▲3二銀 △4五歩 ▲2三銀成 △4六歩
▲3六金 △3五歩 ▲4六金 △6五銀 ▲同 歩 △3四桂

図6
▲6六歩と桂を支えた手に△4四歩。やはりこの歩を伸ばさないと攻めになりません。対する▲3二銀は次に▲2三銀成を狙う手ですが、△4五歩が間に合います。
ちなみにこの▲3二銀に代えて▲5三銀と放り込む手はないのでしょうか?以下①△同銀(金)は▲同桂成と桂を捨てることで6五の地点が空き、飛車が取られてしまいます。②6五銀と桂を取ってしまうのは▲6二銀成△同金▲6五歩と進められると銀桂交換で次に△3五桂のような手があるながら、先に金駒を剥がされており、自信がありません。なので③△4五歩から攻め合いに行きますかね。
本譜は△4六歩が入って楔ができ、角にも飛車のヒモがつきました。かなり形勢を盛り返したと思ったのですが、次に指してしまった△3五歩が痛恨の一手。これで金が捕まっているように見えてしまいました。実際にはそんなことはなく、▲4六金で逃れています。盛り返したとはなんだったのか。どうしようもなくなりましたがまだまだ△3四桂と粘ります。

図6以下
▲2四成銀 △4六桂 ▲同 飛 △4五歩 ▲2六飛 △2五歩
▲同成銀 △5六歩 ▲同 歩 △2五桂 ▲同 飛 △5六飛

図7
△4五歩は辛い手。次の飛車成を防いだわけですが、▲2六飛と成銀にヒモをつけられてしまいます。△5六飛と飛び出して祈っていたのですが……。

図7以下
▲5七銀 △9六飛 ▲6四歩 △5六歩 ▲6三歩成 △同金左
▲6四歩 △5三金寄 ▲6八銀 △4六歩 ▲5九桂 △9七飛成

図8
▲5七銀とがっちり受けられて戦意喪失に近い状態。ここでは数手の差がついているのではないでしょうか。△9六飛では△7六飛と回りたくなりますが、▲6四歩(△同歩は王手飛車)で涙が止まらなくなってしまいます。飛車を切る狙いを残して△9六飛。▲6四歩と自玉に手がつき始めました。こうなると普通は勝てません。途中△5六歩や△4六歩を利かしますが、良いタイミングで▲6八銀と引かれる等、どれも丁寧に受けられてしまいました。

図8以下
▲同 香 △6五角 ▲7七桂 △5七歩成 ▲6五桂 △4七銀
▲同 桂 △同歩成 ▲同 金 △4六桂(投了図)
まで106手で後手の勝ち

図9
この流れだと大体後手負けとしたものですが、最後に罠を仕掛けて目を瞑りました。それが△6五角で、次にこの角を追うような手を先手が指せば△5七歩成の開き王手から頓死します。本譜の手順はまさにそれで、▲7七桂は次に角を取った手がさらに5三の金に当たる良い手なのでしょうが、この局面ではそうではなかったようです。以下、正確に詰まして勝ち。拾わせていただきました。


(棋譜を見やすい将棋盤で表示するために,Fireworks さんが作成されたアニメーション付棋譜再現プレーヤー 「フラ盤」を使用させていただいています.)

この将棋、序盤の戦形選択、銀の手損、△3五歩の勘違いと非常に反省点の多い将棋でした。ただ唯一褒められるとすれば、最後まであきらめずに罠を用意したことですかね。

経過報告

こんばんは。前回の記事から1週間経ちました。次の一手を周回する毎日です。実戦なしは寂しいものがありますね。というわけで今日は将棋を指してきました。結果は3勝1敗。ぱっとしませんでした。まぁ1週間実戦なしでもある程度棋力は保たれるということですかね。将棋の内容は明日以降検討しようと思います。

今週は色々ありました。以下、気づいたことなど。

①美濃囲いの扱いについて。以前よりうまくなったと思っていたのですが、まだまだみたいです。特に相振りにおける美濃囲い。美濃囲いの弱点は結局2筋3筋なわけですが、攻められたときにケアできないパターンとできるパターンがあるんですかね?その辺の見極めが難しいなと。

②相振りの囲いに関する認識について。矢倉、美濃、穴熊、金無双が代表的な囲いですが、僕はこれらを「攻め合う囲い」と「(相手の攻め駒と)戦う囲い」に分けて考えるようになりました。前者に属するのは美濃と穴熊、後者に属するのは矢倉と金無双。美濃と穴熊ってあんまり受けようがないというか、ケアしにくいですが、でも固い。一方矢倉、金無双は駒交換で薄くなっても改修可能ですし、相手の攻め駒も攻めやすいと思います。

③左穴熊 is strong.今日相手にして思いました。

このブログのことではないですが、意外に自分という人間は他人に見られているんだな~と思う1週間でした。

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自分で指した将棋を中心に検討していきます。

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